焼結金属の切削加工

ブロンズ/BC/青銅製焼結金属フィルターエレメント

焼結金属(ブロンズ)の製造工程

BC/ブロンズ/青銅製の焼結フィルターは下記の手順により製造致します。

  1. 金型の設計
  2. 材料の分粒
  3. 金型の製作
  4. 金型に材料を充填
  5. 焼結処理
  6. 離型
  7. 検査

金型を使用しますが、型に金属粉末を充填し焼結処理しますので、加圧工程がございません。ですのである程度形状に自由度があります。 ※型の製作可否、粉末の流動性、ノウハウによっては製作できない場合もあります。

用途

濾過・フィルター

ブロンズ(BC)焼結フィルターは、公称濾過精度で気体の透過精度を規定しております。当社では8種類を標準ラインナップとしております。

  • 1μm
  • 2μm
  • 5μm
  • 10μm
  • 20μm
  • 40μm
  • 60μm
  • 100μm

僅かながら在庫もご用意しております(φ10、φ20、φ30×t3、t5)ので、ご利用頂ければ幸いです。

ブロンズ焼結金属の濾過精度比較
ブロンズ焼結金属の濾過精度比較

サイレンサー(消音器)

焼結金属で作製された消音器は音が直進できず複雑な流路を辿るために、消音効果が期待できます

  • 1/8
  • 1/4
  • 3/8
ブロンズ製焼結金属フィルター仕様のサイレンサー(消音器)
ブロンズ製焼結金属フィルターエレメントをハウジングに挿入し、接合方法にカシメを採用したサイレンサー(消音器)

センサーケース(フレームアレスター)

防爆フィルター(フレームアレスター)は炎を遮断(消炎作用・逆火・引火防止)機能を有し、気体のみを通過させながら火花のみを遮断して内部圧力を逃がし、内部を保護する様、焼結金属、焼結金網等の多孔質金属を用いているのが最大の特徴である。

センサーケース
センサーケース

SEM画像

加工

BC/ブロンズ/青銅を用いた焼結フィルターNiメッキも可能です。 接合については同時焼結溶接も可能です。 ※銅材の溶接はかなり特殊であり、よく見かけるのは『ロー付』を用いての接合でありますが、『ロー付』での接合は銅材では一般的ですが、こと焼結フィルターでは『ロー付』は『ロー材』の濡れ性が良い為、空隙に浸透していってしまい、せっかくの空間を『ロー材』で埋めてしまいます。 二次加工・三次加工…までトータルでご相談ください。

ブロンズ焼結金属の製作実例

サンプルについて サンプルのご用意がございます.お問い合わせページより必要事項を記入の上,ご請求願います.