
焼結フィルターエレメント・多孔質金属体の製作実績
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焼結金属フィルターによる多孔質金属体形状・材質・二次加工製作実例
当社で製作している『フィルター』は一般的には焼結金属と呼ばれ、『フィルターエレメント』や『エレメント』等と称される空隙率の高い、気孔径の大きい焼結体を製作しております。
通常の金属ではない為に焼結金属フィルターエレメントに即した二次加工・三次加工技術が必要となります。機械加工をメインとされている熟練の加工業者様でも焼結金属(多孔質)の加工に関しては経験が無い場合が多いと思います。お任せください。 下記の製品サンプル群はごく一部です。掲載させて頂いていない多孔質金属は他にも気孔構造、材質含め種々ございます。
粉末を使用した焼結金属フィルターの製作実績
素材に金属粉末を使用し、焼結金属フィルターを製作
焼結技術を応用し、多孔質金属を専門に製作しているメーカー。焼結フィルターや金属フィルターエレメント、焼結エレメントなど呼称は多数ございます。 焼結金属フィルターのオスネジ、メスネジ加工 ブロンズ製焼結金属フィルターエレメントをハウジングに挿入し、接合方法にカシメを採用したサイレンサー(消音器) 真鍮製の継手内部にブロンズ製焼結金属フィルターを搭載。 ブロンズ製の焼結金蔵フィルターを真鍮製の継手に挿入し、カシメを施工した実例 ブロンズ製の焼結金属フィルターをM5ネジ加工を施した真鍮製ハウジングに挿入しカシメた製品 SUS316L粉末を使用した多孔質金属で一つの個体内でフラット、溝形状、山形状、凸形状の複雑形状を凝縮 両面に凹凸(山、溝)があり、空隙率が60%(密度40%)の銅製多孔質焼結フィルター。機械加工による寸法形状出しではなく、一体成型。 銅粉末製の多孔質焼結体を角管内部に埋設。内部構造は自由設計可能で、粉末の形状、粒子径、気孔径も自由設計可能。 純銅製のコップ形状(円筒底付で、)外径4mm×内径2mm×長さ10mmの極小サイズ。粒子は300μmの粗大球を使用。この寸法感で使用する粒子径としてはかなり大きい。 SUS粉末とCu粉末の異種金属を焼結処理にて一体化した製作例。電気伝導性・熱伝導性に優れたCuと電気伝導性・熱伝導性に劣るSUSながら強度・耐食性・機械加工性に優れた性質を融合することにより得られる付加価値は大きい…ハズ ステンレス(線径0.3mm)のカットワイヤーを焼結処理した多孔質金属 円筒形状(パイプ形状)のブロンズ製焼結金属フィルターエレメント SUSの焼結金属フィルター(多孔質金属)の立方体全面(6面)に複雑形状を施した加工事例。通常であれば、2面の加工となるが、当社では全面において複雑形状化することが可能 ステンレス焼結金属フィルターとねじ付金具を溶接にて接合 sus粉末の焼結体とsus管を同時焼結にて一体化させ、その同時焼結体とsus管を溶接で連結することにより、1mを超える長い整流管を製作することも可能 整流効果が期待でき、バブリングやセンサーケース、センサーカバーなどにも応用可能 SUSパイプの外径にSUS粉末焼結を同時焼結にて接合した製作例 焼結金属(多孔質金属)とは、粉末冶金法(金属粉末を成形して焼結し金属製品を作る製法)で製作された製品のことを『焼結金属』と呼ぶ。焼結金属を多孔質化し、全ての気孔が連結された製品が焼結金属フィルターである。 焼結金属フィルター仕様のセンサーケース・防爆フィルター・フレームアレスター 焼結金属フィルター同士の連結溶接 多孔質金属の焼結金属フィルターに凹型形状の加工を施工。加工後も焼結金属フィルターの特長である気孔を保有(目詰まりがない)。通常、焼結金属フィルターでは、寸法精度・複雑な形状を形成することは不可能とされているが、この加工技術により寸法精度・複雑形状化を著しく向上できる。 粉末焼結金属フィルターに段(溝)を加工することによりボルト頭が突出しない。また、Oリングやパッキンの溝を加工することも可能。※加工面は目詰まりを起こします 多孔質金属をハウジングに埋設し、フラットになるように設計・製作。ハウジングとの段差をなくし、フラットにすることのメリットは大きく、吸着プレートや浮遊プレートに特に効果を期待できます 焼結金属フィルターをM5継手に溶接接合。点溶接、全周溶接は用途により選択可能 外ネジPT11/2(1インチ半)×内ネジPT3/4(6ブ)のソケット先端に焼結金属フィルターを溶接にて接合 SUS粉末を使用した焼結金属フィルターを角形状に加工。用意したハウジングに挿入後、全周溶接にて接合。 焼結金属フィルターの円筒形状(SUS316L)両端を金具と溶接。金具の形状・仕様は自由設計可能。 SUS焼結金属フィルターをロール加工により円筒形状に加工。突合せ溶接により端面を接合。焼結金属両端に金具を接合することによりチューブ継手とした製品例 SUS316L焼結金属フィルターエレメントをロール加工し、突合せにて溶接接合。型では成形できなかったり条件が合致した場合にこのような製造方法により円筒形状(パイプ形状)の製品とする SUS製焼結金属フィルターエレメントをハウジングに挿入し、接合方法にカシメを採用した製品。サイレンサー、フィルター、整流などの用途にご検討ください 焼結金属製の吸着プレート・浮遊プレート 焼結金属フィルターの切削加工により外周部に段付。ツライチになり、抜け止めにもなる。 粒子径100μmという微小粒子径ながら空隙率約60%を誇る多孔質金属。焼結金属という製造方法の特長でもあるが、複雑な形状が造形できるのがポイント 銅製多孔質焼結金属は球体粉を使用することが一般的ですが、その場合粒子径が小さくなれば空隙率も低くなりますが、特殊用途として、気孔径は小さくしたいが空隙率も高くしたいという相反する要求がございます。その相反する状況を覆した製品 銅粉末の焼結体の間に銅板を挟み込み、同時焼結を試行 銅管を連続的に配置し、銅管同士を焼結技術により接合した製作例。ヒートシンクやヒートパイプに… 銅管を連続的に配置し、銅管同士を焼結技術により接合。粉末焼結体を先端に埋設するように同時焼結することにより、整流・吸水効果を付与。ヒートシンクやヒートパイプに… 銅粉末焼結金属(多孔質金属)と銅板の間に水の通り道(水路)を設置することによりヒートシンクなどの熱交換器部材などの性能向上が期待できる。また、粉末の微細気孔により毛細管現象による吸水機能も期待できる 銅製の粉末焼結金属フィルターに段付加工を施した製品。フィルターとしては大きな部類。単純な様で中々奥が深いモノ 銅製の円柱形状の多孔質金属 銅の焼結金属で四角形状の多孔質金属 銅粉末を使用した焼結金属(多孔質金属)の中に渦巻形状に加工した銅管を埋設 粒径100μmの銅粉焼結体(1mm厚)と5mmの銅板と同時焼結 銅の焼結金属(多孔質金属)ですべての気孔が連続した連通孔。最大寸法の250×500 銅の焼結金属(多孔質金属)において寸法は同様で粒度を50μm、100μm、500μmを比較。用途により最適な粒度を導出することが課題である 材質に銅粉末を使用した極薄0.2mm(200μm)の焼結金属・多孔質金属。気孔構造は複雑構造で気孔が連結した連通気孔なので毛細管現象の機能も期待できる 銅粉末の焼結金属(多孔質金属体)。厚み100μm(0.1mm)での製作実績。ベイパーチャンバー(ヒートシンク)などの展開に期待できる SUSの融点は約1400度であり、Alの融点は約660度であるがその差約800度もあり、正に別物である。さらにAl粉末とSUS板、Al粉末とAl板をバインダーレスで同時焼結接合した製作実例 アルミニウム粉末とアルミニウム板を一度の焼結処理にて多孔質金属化と接合を実現した実例 φ1mm程度のAl粒を使用しφ150×t10に焼結処理した製作実例 アルミニウムの異形粉(金属の切粉の様な形状をした粉末)を成形し、焼結処理した多孔質金属 φ3mm程度のAl粒を焼結処理し多孔質金属化した製作実例 ニッケル粉末を焼結処理した多孔質金属 ニッケル粉末を焼結処理し多孔質金属化した複雑に入り組んだ気孔構造の拡大 ニッケル粉末を使用した多孔質焼結金属体。ノーバインダー仕様で製作可能。□20×20×t10の製作例。電気分解用途での電極など チタンの焼結金属でφ60×t5の多孔質金属 チタン/Tiの焼結金属 金/Auの粉末1μmを使用した焼結金属で多孔質金属
金網を使用した焼結金網の製作実績
素材に金網を使用した焼結金網の製作実績
純銅製の金網を積層し、焼結処理した製品。金網の構成を複数型、単一型など構成は正に自由自在である。用途に応じて選択可。 焼結金網とは、金網を1枚から複数枚積層し、焼結処理(金網の線と線を溶着させる)を施した製品である。 焼結金網をロール加工+突合溶接にて円筒形状に加工し、更に3重に配置したハウジング 1/4(6.35)配管内で液体内に気体を溶かし込むことを目的とし、効率化のためにガスを気泡化するためのバブリングシステム。 焼結金網をロール加工し、突合せ溶接により円筒形状に加工した製品。焼結金網の構成は目的により自由設計可能です 焼結金網ノズルを組立式に構造設計し、内部や各部品ごとに洗浄・消毒・滅菌の施工しやすさを追求したノズル ニップル形状の継手に焼結金網フィルターを全周溶接にて搭載。配管の単純化・効率化が期待できます 焼結金網フィルター付ニップルの搭載構造をカシメと溶接とし、状態比較。使用環境に応じた搭載方法の選択が可能。 焼結金網をハウジングに装着後内・外の二重に溶接を施工 焼結金網の全周溶接加工事例。□100×100×t5のSUS薄板に焼結金網を挿入する溝を彫り込み、溶接を全周に施工。薄板の加工だけでも歪が大きく、ハードルは高い。 焼結金網フィルターをフランジと溶接し、インラインフィルターとして設置出来る様にした製品。 バブリングノズルによる気泡発生の様子。肉眼で観察したバブリング状況と瞬間的に撮影したバブリング画像を比較することにより、気泡径・気泡発生量などが見て取れる SUS製焼結金網をハウジングに挿入し、接合方法にカシメを採用した製品。サイレンサー、フィルター、整流などの用途にご検討ください 焼結金属フィルター・多孔質金属を使用したバブリングノズルは無数に存在する微細な気孔により、整流効果が生まれる。特定の場所からのみ、発生箇所が少ないという問題は解消され、焼結金属フィルター・多孔質金属全面から気泡を発生することが可能 焼結金網製のフィルター、ストレーナー 500Lの焼結金網2本を溶接で繋ぎ長さを1000L(1メートル)まで延長 2種類の異なる金網を一体化した積層焼結金網。例では150mesh(平織金網)と12/64mesh(畳織金網)を複合化した製作例。一つの部品で2つの性能を担保可能。 焼結金網で、構成を畳織金網を8枚積層した。複雑な流路を形成する畳織金網を8枚積層することによりさらに複雑な流路を形成することが可能 線径が太く、目の粗い平織金網を8枚積層し強度と厚みを両立した焼結金網。 焼結金属の防爆フィルター(フレームアレスター)製作プロセス例 焼結金網の側面を溶接にて封止、さらにハウジング溶接することにより内部まで完全に流路を封鎖した防爆フィルター/フレームアレスター 焼結金網仕様のストレーナー。バスケットタイプやラインフィルタータイプなど各種形状、長尺物や大外径にも対応可能です。 焼結金属フィルター(焼結金網)にフッ素処理の施工が可能です Al製エキスパンドメタルを90度回転させながら積層した製作実例。回転角度、積層枚数は自由設計可能 金網の代替としてエキスパンドメタルを使用し、焼結処理にて同時焼結により異材の接合
ファイバー(金属繊維)を使用した焼結金属
素材にファイバー(金属繊維)を使用した焼結金属
ファイバー(金属繊維)を焼結処理により一体化した焼結体。高性能で薄い焼結体が製作可能です SUS製の金属繊維を焼結処理した焼結金属体。フィルターとして高性能であり、非常に薄い焼結体が製作可能 銅ファイバー(金属繊維)の焼結金属 チタン製の金属繊維を焼結処理した焼結金属体。複雑な気孔孔構造なのでフィルターとして高性能であり、非常に薄い焼結体が製作可能。 SUS製のファイバー(金属繊維)を焼結処理した焼結金属体とSUS製の金属粉末を焼結処理した焼結金属体を同時焼結で接合。ファイバー焼結の支持体として粉末焼結を採用した一例。ファイバー焼結は複雑な気孔孔構造なのでフィルターとして高性能であり、非常に薄い焼結体が製作可能。
エッチングプレートを使用したエッチング焼結プレートの製作実績
素材にエッチングプレートを使用した焼結金属
微小孔の加工が可能なエッチングプレートを複数枚積層し穴位置を合わせることにより、板厚よりも小さい気孔を設計することが可能です。流路構造がストレートなので洗浄性に優れ、圧力損失も低く、強度も保持できます。 通常不可能と言われる板厚よりも小さい貫通孔が作成可能な焼結金属 通常不可能と言われる板厚よりも小さい貫通孔が作成可能な焼結金属

微小孔の加工が可能なエッチングの技術を使用し、穴位置を合わせることにより、板厚よりも小さい気孔を設計することが可能です。流路構造がストレートなので洗浄性に優れ、圧力損失も低く、強度も保持できます。
微小孔の加工が可能なエッチングの技術を使用し、穴位置を合わせることにより、板厚よりも小さい気孔を設計することが可能です。流路構造がストレートなので洗浄性に優れ、圧力損失も低く、強度も保持できます。

ブロンズ焼結フィルターとブロンズ焼結フィルターの溶接
ブロンズ製焼結金属フィルターエレメント同士の溶接です.通常ブロンズ焼結はロー付するのが一般的ですがロー付は濡れ性が良く空隙に侵入していき性能を悪化させますので弊社ではロー付ではなく溶接を採用しております

SUS焼結金属フィルターエレメントの加工(溶接)
焼結金属をレーザー溶接にて連結しております.型での製作もできず,外径が小さい為にロール加工+溶接も不可な時に考案した手法となります.φ12×20Lを10本連結した200L品です

ブロンズフィルターの円柱材です。この程度の寸法だとコップ形状や円筒(パイプ)形状が多くなりますが円柱も製作可能です。
焼結部材質:ブロンズ/BC/青銅 気孔径:60μ 焼結部寸法:φ20×20 二次加工:なし