圧力損失測定装置

装置

焼結金属フィルター(多孔質金属)を製作する際、製作した後に使用する装置をご紹介致します

こだわり

焼結金属(多孔質金属)は、ただ単純に素材を型に充填すれば完成ではなく、如何に均一に充填出来るかにより性能が決まります。それは密度の型内での均一性、Lot内での均一性、数年後の製作の場合でも同じ性能を発揮するために欠かせない『こだわり』です。また、いくら均一に充填工程を終えたとしても焼結の状態が悪ければ『脱粒』と呼ばれる(粒がポロポロ落下する)現象や強度が不足し、破断・欠けなどの原因となります。また、これらの『こだわり』は当社の製品保証の裏付けにもなり、得た結果を保管して終わるのではなく結果を分析することにより様々なデータを蓄積し、現状よりも更なる性能の向上・新規開発案件に役立ちます。下記でご紹介する装置はほんの一端ですがぜひ参考までにご覧ください。

圧力損失測定装置

圧力損失測定装置

【メーカー】焼結.com(小段金属株式会社)

【目的】結金属(多孔質金属)の製作後にどの様な性能が発揮できるかを測定する。或いは、Lot内の『バラツキ』を検査するために用いる焼結金属(多孔質金属)に仕様を合わせた自社開発の装置。この装置により許容以上、許容以下の性能の製品を除外することが出来る

※測定は別途費用が発生します

充填装置

金属粉末充填装置

【メーカー】焼結.com(小段金属株式会社)

【目的】密度の型内での均一性、Lot内での均一性、数年後の製作の場合でも同じ性能を発揮するため定量的な移動速度×充填圧力×充填回数を実現するために可能な限りムダな空孔をなくすために詰め込む方法を考え自社開発した装置

※開発中

SEM(走査型電子顕微鏡)

SEM(走査型電子顕微鏡)

【メーカー】JEOL(日本電子株式会社)

【目的】走査電子顕微鏡 (以下 SEM と略します) は、光学顕微鏡(以下OMと略します)では観察不可能な微小な表面構造を鮮明に観察することができます。 さらに、焦点深度が深い像が得られることから、凹凸の激しい試料表面の構造を拡大して、私達が肉眼で物を見るのと同じような感覚で、三次元的な画像が観察できる装置です。

画像解析

画像解析(円の自動検出)

【メーカー】焼結.com(小段金属株式会社)

【目的】SEM(走査型電子顕微鏡)にて撮影した画像を画像解析にて処理することにより撮影画像内に存在する粒子のx座標、y座標、半径を取得することが可能。それらのデータを分析することにより撮影画像の空間面積を算出したり、粒子の中心距離を算出することが可能である。それらのデータを分析することにより性能の向上に努める