液体(水道水)を吸収した焼結金属(多孔質金属)

吸水金属-焼結フィルターの毛細管力を利用した多孔質体

毛細管力を利用した焼結金属(多孔質金属)

銅粉末製の水路設置型焼結金属・多孔質金属
銅粉末焼結金属(多孔質金属)と銅板の間に水の通り道(水路)を設置することによりヒートシンクなどの熱交換器部材などの性能向上が期待できる。また、粉末の微細気孔により毛細管現象による吸水機能も期待できる

焼結金属フィルターエレメント(多孔質金属)の複雑に形成された流路構造と微細気孔、全ての気孔が連続したフルオープンポーラス製品を使用することにより液体を垂らせばスーッと浸み込んでいく『吸水金属』を製作可能です。

ですが、素材径が大きくても液体の吸水性能を発揮できます。 当社の『吸水金属』は吸水できるだけではなく液体保持、液体搬送も可能です。

下記画像は容器に水道水を入れ『吸水金属』を置いただけです。

この状態が『吸水金属』の満水状態なのですが、世の中に数多ある吸水金属でもこのような満水状態を目視で確認できる吸水素材は非常に『オモシロイ』のではないかと思います。

SUS製多孔質焼結金属体に水道水を滴下している様子です。机上での試験ですので吸引・ホットプレート等の使用設備はなく毛細管現象を利用した純粋な吸水金属です。水を滴下後瞬時に吸水している様子、吸水した水が机上に広がっていない点に注目頂きご覧頂けますと幸甚です。