ブロンズ/BC/青銅製焼結金属フィルターエレメント
ブロンズ(BC)焼結フィルター
ブロンズ/青銅とは、銅と錫からできた合金であり、焼結金属フィルターエレメントの中では最もポピュラーな焼結体です。
焼結金属(ブロンズ)の製造工程
BC/ブロンズ/青銅製の焼結フィルターは下記の手順により製造致します。
- 金型の設計
- 材料の分粒
- 金型の製作
- 金型に材料を充填
- 焼結処理
- 離型
- 検査
金型を使用しますが、型に金属粉末を充填し焼結処理しますので、加圧工程がございません。ですのである程度形状に自由度があります。 ※型の製作可否、粉末の流動性、ノウハウによっては製作できない場合もあります。
用途
濾過・フィルター
ブロンズ(BC)焼結フィルターは、公称濾過精度で気体の透過精度を規定しております。当社では8種類を標準ラインナップとしております。
- 1μm
- 2μm
- 5μm
- 10μm
- 20μm
- 40μm
- 60μm
- 100μm
僅かながら在庫もご用意しております(φ10、φ20、φ30×t3、t5)ので、ご利用頂ければ幸いです。
センサーケース(フレームアレスター)
防爆フィルター(フレームアレスター)は炎を遮断(消炎作用・逆火・引火防止)機能を有し、気体のみを通過させながら火花のみを遮断して内部圧力を逃がし、内部を保護する様、焼結金属、焼結金網等の多孔質金属を用いているのが最大の特徴である。
SEM画像
加工
BC/ブロンズ/青銅を用いた焼結フィルターはNiメッキも可能です。 接合については同時焼結、溶接も可能です。 ※銅材の溶接はかなり特殊であり、よく見かけるのは『ロー付』を用いての接合でありますが、『ロー付』での接合は銅材では一般的ですが、こと焼結フィルターでは『ロー付』は『ロー材』の濡れ性が良い為、空隙に浸透していってしまい、せっかくの空間を『ロー材』で埋めてしまいます。 二次加工・三次加工…までトータルでご相談ください。
円筒形状(パイプ形状)のブロンズ製焼結金属フィルターエレメント 真鍮製の継手内部にブロンズ製焼結金属フィルターを搭載。 ブロンズ製の焼結金蔵フィルターを真鍮製の継手に挿入し、カシメを施工した実例 ブロンズ製の焼結金属フィルターをM5ネジ加工を施した真鍮製ハウジングに挿入しカシメた製品 ブロンズ焼結金属フィルターエレメントの同時焼結(フレームアレスター) BC焼結金属フィルターエレメントの同時焼結 ブロンズフィルターと真鍮金具を溶接にて接合した製品。場合により同時焼結ではなく、溶接の選択も可能です。 ブロンズ焼結金属フィルターエレメントの同時焼結にニッケルメッキ 焼結金属の接合例(カシメ) ブロンズ製焼結金属フィルターエレメント
ブロンズ焼結金属の製作実例
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